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花・野菜技術センター場長の独り言

(地独)道総研 花・野菜技術センターの今をお知らせします!

玉ねぎは、なぜまあるいの?

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玉ねぎは、なぜまあるいの?

 今回は、玉ねぎの話。
 5月に入って、玉ねぎの定植が始まりました。昔は手植えもありましたが、
裁植密度が30,000本/10aですから、栽培面積(8~10ha/戸)を考えると、
北海道では機械に任せるしかありません。
機械植えの様子は・・・



機械が挟み込む苗は、こういったものです。



 ところで、 名著「日本の野菜」の青葉 高によると、
原種(中央アジア原産)の玉ねぎはまあるくなかったそうです。
文化的な要求・・・つまり、たくさんとれるとか、おいしいとか、
料理しやすいといった、人間にとって便利な品種がセレクションされて
今のまーるい玉ねぎができたということです。
  昔々、玉ねぎの玉は、小さく、いくつかに分かれていた
・・・というのも、種の維持・増殖という観点からすると、
1つの個体を大きくするよりも、数を多くする方が、生物の本能としては
「正しい道」なんですね。それを、人間が、いじっていじって、
1個玉のまーるい玉ねぎにしちゃったんですね。

 さて、花・野菜技術センターでは、玉ねぎの新品種「北見交65号」(北見農試で育種)
について、道央地域での生産に適しているかどうかの試験を行っています。
これを地域適応性試験といいます。
 試験結果はこれからですが、この「北見交65号」、実はまあるくないんです。

 
     「北見交65号」

長~い
玉ですね。加工業務用として開発しているもので、
これ、皮をむいて、上下をカットしたとき、製品歩留まりがいいんですね。
また、捨てる部分も少ない(地球環境にやさしいね!!)。
メリットはそれだけじゃありませんよ。
横太りしてませんから、たくさん植えられます。(多収性ですね)
そして、内部品質がまたいいんです。高乾物率(加熱時間が少なくてすむ)、
高Brix(糖分が高い)なんですね。
人間の飽くなき要求が、玉ねぎの形と中身を変えるのです。ではまた!!









 


 

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プロフィール

HN:
場長 長沢 基
性別:
男性
自己紹介:
名称:地方独立行政法人
   北海道立総合研究機構
    農業研究本部
     花・野菜技術センター
設立:平成8年4月1日
  (道総研:平成22年4月1日)
場所:〒073-0026 滝川市東滝川735
   北緯43°35′、東経141°59′ 
電話:0125-28-2800(代表)
敷地面積:51.8ha
職員数:34名(うち研究職員20名)
役割:花き・野菜の技術開発
   技術の普及・地域に対する技術支援
   農業者・技術者に対する研修

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