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花・野菜技術センター場長の独り言

(地独)道総研 花・野菜技術センターの今をお知らせします!

寝技・立ち技

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寝技・立ち技

 リオデジャネイロオリンピックまで1ヶ月となり選手の活躍に期待が高まります。特に
日本のお家芸である柔道での日本人選手の繰り出すスカットする技が見たいと思います。
 柔道では、各選手が得意とする技を駆使し戦いますが、農業の世界でも寝技と立ち技が
あります。本日はそのいくつかをご紹介いたします。

 まず、トマトです。生食用トマトの栽培では、花芽を多くかつ長く確保して収穫を
あげようと、通常は、側芽(わき芽)を取り除き縦に長く栽培します。これは立ち技と
言えるでしょう。
 一方、これまで紹介してきている加工用トマトは、機械で一挙に収穫をするため、
できるだけ側芽を出させ、果実が一斉に登熟するよう若いうちに頂芽を摘芯(芯止め)し、
横に這わせた栽培をします。こちらは寝技と言えるでしょう。
     
  生食用ミニトマト        加工用トマト
 また、花の栽培でもそのまま伸ばすと花の大きさが不揃いになることがあるため、
多くの揃った花を収穫できるよう摘芯し側芽を出させたり、側芽を地面にピンで固定
する栽培方法があります。現在、この栽培方法の違いについて研修生Y君が
手鞠草(てまりそう)を使っての調査に取り組んでいます。

  
    手鞠草         寝かせてピン止め


 展示温室内でも、ズッキーニを栽培していますが、通常の這わせての栽培だと内部が
見づらく管理がし難い、しばしば葉の陰に隠れて取り残し巨大化してしまう場合もある
ということで、立てた支柱に固定し上に伸ばす栽培にチャレンジしています。このチャ
レンジは私の夏の自由研究?っていうところかなぁ。
    
     展示温室内のズッキーニ    ズッキーニの支柱仕立て


 作物の能力を100%引き出すためには、その作物に適した栽培の技を磨くことが
重要ですので、今後も調査・研究に励みたいと思います。
 日本選手にも育てた技を駆使して頑張ってもらいたいと思います。リオ五輪の柔道競技
では個人戦のみのようですので、今回は私の応援も団体ではなく公宅で一人、缶ビールを
片手に寝技を駆使しテレビの前でスカット決めるつもりです。


 

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プロフィール

HN:
場長 長沢 基
性別:
男性
自己紹介:
名称:地方独立行政法人
   北海道立総合研究機構
    農業研究本部
     花・野菜技術センター
設立:平成8年4月1日
  (道総研:平成22年4月1日)
場所:〒073-0026 滝川市東滝川735
   北緯43°35′、東経141°59′ 
電話:0125-28-2800(代表)
敷地面積:51.8ha
職員数:34名(うち研究職員20名)
役割:花き・野菜の技術開発
   技術の普及・地域に対する技術支援
   農業者・技術者に対する研修

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